2015年3月2日
福岡市は、九州地方において最大の人口規模を有する都市です。2013年5月1日、福岡市の推計人口が150万人を超えました。
2010年以降、政令市の中では人口の増加率と増加数が共に最大。
2034年のピーク時には約160万人を超える見通しです。多くの官公庁の行政機関や全国企業の支社などがある九州地方の中枢管理都市としてだけでなく情報発信の中心地・アジア、世界を含めた国際交流都市としてさらなる発展が期待されています。
そんな福岡の情報を「データで見る福岡」として2回に渡ってご紹介。 今回は【福岡の統計情報】をお送りします。
■本ページ内の目次
・1.福岡市の推計人口
・2.福岡市の人口移動
・3.福岡市の人口 年代別男女比
・4.福岡市の最低賃金
2013年に推計人口が150万人を突破して以来、増加を続ける福岡市の人口。2015年2月1日現在、1,522,368人に達し、過去1年間で11,803人も人口が増加しています。 | |
総数 | 1,522,368人 |
---|---|
福岡は女性の割合が多い! |
男性
47%
(719,438人)
女性
53%
(802,930人)
行政区 | 総数 | 前年同月増減 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|---|
■東区 | 303,566 | +2,126 | 147,438 | 155,830 |
■博多区 | 225,937 | +3,256 | 107,964 | 117,973 |
■中央区 | 189,727 | +1,992 | 84,541 | 105,186 |
■南区 | 253,929 | +574 | 118,707 | 135,222 |
■城南区 | 130,110 | +589 | 61,725 | 68,385 |
■早良区 | 215,776 | +1,046 | 101,582 | 114,194 |
■西区 | 203,323 | +2,220 | 97,183 | 106,140 |
単位:人 出典※福岡市 福岡市推計人口
住民基本台帳による人口移動データを見てみると転入超過が7,939人となっています。平成23年(2011年)には震災の影響もあってか転入超過は10,000人を超えていましたが下降傾向にあります。 しかしながら、九州各県からの転入数は増加傾向にあり、福岡市の人口増加の要因の一つと言えるでしょう。 2014年、福岡市は「グローバル創業・雇用創出特区」に指定されています。 創業の支援、雇用の創出が活性化されることで、起業や就職を考える若い世代がさらに福岡に転入する事が予想されます。
転入超過 | 7,939人 | ||
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北海道 | +87人 | 近畿 | -299人 |
東北 | +69人 | 四国 | +184人 |
関東 | -1,807人 | 中国 | +1,012人 |
北陸甲信越 | +47人 | 九州 | +8,712人 |
東海 | +3人 |
※出典:平成25年度住民基本台帳より
福岡市の年代別男女比・世帯数を詳しく見てみましょう。福岡では10代までは男性の方が多いですが、20代以上では女性の割合が増え男女比が逆転しています。 これは男性の場合は比較的東京や大阪などに行く人が多いためで、女性は福岡在住の場合は福岡にとどまり、九州各県から福岡へ多くの女性が集まってくるからだと考えられます。 福岡市内では30代の女性の人口が最多となっており、年代別でみても20代~40代のいわゆる働き盛りの年代が多数を占めています。 世帯数は1973年から増え続け、40年で2.32倍の世帯数となっています。
※2015年1月末現在。住民基本台帳の男女別年齢別人口より算出
20代~40代の割合が多いのはビジネスにとって有利なエリアの証!
2013年9月末現在。住民基本台帳の世帯数及び人口より算出
全国的に人口減少が続く中、増え続ける福岡市の人口と世帯数。
平成26年度福岡市の最低賃金は全国19位の727円。全国で1位の東京と比較すると161円の差があり、全国平均額を下回る水準。 国家戦略特区の指定など、ビジネスにおいて利点の多い福岡という地域で全国平均を下回る最低賃金は企業にとって優秀な人材を確保しつつ人件費を東京に比べて抑えられる可能性があると言えます。
最低賃金は全国平均以下!
福岡 727円 (昨年度最低賃金:712円) |
東京 888円 (昨年度最低賃金:869円) |
出典※地域別最低賃金の全国一覧 |厚生労働省