2017年2月24日
2017/2 現在 「天神ビジネスセンター」建設予定地の駐車場、解体前のビル
福岡市中心部天神エリアの再開発事業「天神ビッグバン」が2017年度に本格始動する。
天神ビッグバンとは・・・・
福岡市が2014年に国家戦略特区に指定され航空法の高さ制限の特例承認を受け、ビルの容積率緩和などの施策によるビルの建て替えなど、天神地区の新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。
その「天神ビッグバン」の第一弾「天神ビジネスセンター」の概要が判明した。
福岡市が新たなランドマークと位置づける「天神ビジネスセンター」は福岡地所(株)が「福岡ビル」に隣接する明治通り沿いの福岡市中央区天神1丁目に建設予定。敷地面積約1,180坪(約3,900㎡)、延床面積約18,230坪(約60,250㎡)、
地上16階・塔屋2階・地下2階の大型複合ビル。
オフィスを中心とし、一部店舗も入居予定。福岡初の大規模免震構造、国内屈指のオフィス設備、福岡らしいデザイン、最高級ホテル並のインテリア、地下2階は市営地下鉄「天神駅」にと直結させる計画。
福岡県久留米市出身の建築家「重松象平氏」が建築デザインを担当。全面ガラス張りで斬新・独創的な外観が特徴。
現在、計画地は一部が駐車場、既存ビルを解体後、2017年度に着工、2020年度の完成を目指している。
「天神ビジネスセンター」建設予定地
遂に本格的に始動する「天神ビッグバン」。近年、福岡市のオフィスビル空室率は下がり続けており、2017年2月度は博多エリアが3.39%、天神エリアが3.87%となっている。 2016年に博多駅前にJRJP博多ビル、博多駅前C-9ビルが竣工したもののオフィスビルが不足している状況が続いている。 天神ビッグバンは2014年~2024年の10年間で30棟の民間ビルの建て替えを予定しており、延べ床面積で約1.7倍を目標としている。 第1弾となる「天神ビジネスセンター」の完成が今後のオフィス市場のさらなる活況となることに多くの期待がかかる。