2017年1月20日
三菱地所は、2016年3月に閉店した「ホークスタウンモール」(福岡市中央区)の跡地に商業施設と分譲タワーマンション2棟を建設する複合再開発を発表。 「ホークスタウンモール」はヤフオクドームに隣接しており、ダイエーグループによって2000年4月に開業したが客足が伸びず、近年ではモール内に空店舗が目立つ状態となっており、2015年には同社が取得していた。
福岡ヤフオクドームに隣接するホークスタウン跡地(写真左側)は現在工事中
開発予定地はヤフオクドームに隣接する約54,400㎡の敷地。建設予定の商業施設「MARK IS(マークイズ)」は本体棟(地上4階、塔屋1階)とアネックス棟(地上8階)で構成され、ホークスタウンの約1.6倍となる延床面積125,000㎡。 物販、飲食、サービス店舗が150~200店舗となる見込で駐車台数も約1.8倍の約1,300台の予定。 閉店まで営業していた大型ライブハウス「Zepp福岡」、映画館「ユナイテッド・シネマ福岡」の出店が決定しており、2018年度後半の開業予定。 建設予定の分譲マンションは2棟(地上28階、地下1階、塔屋2階)で総戸数は578戸。1棟目の完成が2019年度後半、2棟目は2020年度後半の見込。
「ホークスタウンモール」はヤフオクドームに隣接していたため、野球観戦やライブイベント等でのついでに行く人が多く、ホークスタウンモール目当てでの利用は少なかったと思われる。 福岡の中心である、天神・博多からの交通の便も決して良いとは言えず、駐車台数も少なかったため、イベント時には混雑するなど問題点も多くあった。その結果、利用者の少ない閑散とした施設というイメージが定着しつつあった。 開発を行う三菱地所はこれまで多くの開発を手がけてきており、周辺エリアの交通環境改善や渋滞緩和なども行うとしており、 マークイズ開業でドーム周辺エリアの新たなランドマークとして、これまで以上の賑わい創出となることを期待したい。