2016年7月1日
※(2018年6月25日追記)博多区役所に関する整備方針が判明
関連記事:博多区役所建て替えは隣接する藤田公園と一体整備へ(2018/6/25)
移転・建替が決まった博多区役所
福岡市は、1971年に完成し、築45年が経過する博多区役所(博多駅前2丁目)を2021年度末までに建替・移転する事を明らかにした。
博多区役所がある11階建ての建物は福岡市とUR(都市再生機構)が共同で建設。
地下1階~地上3階に博多区役所、4階~11階は賃貸住宅(152戸)になっている。
建物は1981年導入の新耐震基準を満たしておらず、過去に耐震診断を実施したが「震度6強以上の地震で倒壊の危険性がある」との指摘を受ける。
市では耐震化が必要な避難施設、医療施設、防災関連施設の補修・改修を今年3月までに終了する予定であったが、
博多区役所は工事の際に執務室や窓口が分断され、サービスに影響が出るとして未着手であった。
防災施設217ヵ所の中で唯一、耐震補強を行っていなかった博多区役所であるが、
熊本地震もあり、建替を決断。市とURが協議しで合意した。
移転先を早急に選定し、5年以内、2021年度末の移転を目指すとしている。
市は年内にも補強工事に着手し、建替までの安全性を高める。
移転後に現ビルは解体し、2,480㎡の跡地の活用法は今後詰めていくとしている。
移転先・新庁舎は現在の場所と違う場所に建てることは決まっているが、場所と着工する時期は検討段階。
移転先は分からないが、新庁舎では区民・市民へのサービス・利便性も向上する事を期待したい。
また、跡地は博多駅、キャナルシティからも徒歩圏内であり、七隈線延伸によるキャナルシティ付近の新駅完成も2021年度を予定している。
まだまだ博多エリアの活性化は続きそうである。