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九電、本店前の土地売却。再開発へ

2013年12月16日 


九電が売却した駐車場用地


九州電力グループが福岡市中央区に所有する渡辺通沿いの駐車場用地を、不動産開発のマルイトグループ(大阪市)に売却した。 マルイトグループは「ホテルモントレ」のブランドで全国18カ所にホテルを展開し、福岡では中央区大名に「ホテルモントレ ラ・スール福岡」を運営中。他にもオフィスビルなどの不動産賃貸事業も行っている。 今回、九電が売却したのは、本社の向かい側にある、九電と電気ビル(九電子会社)が所有する約4300㎡の土地。11月末に売買契約を結んだ。土地の売却額は40億〜50億円程度とみられている。 UR(都市再生機構)が所有する売却された駐車場用地に隣接する約400㎡の土地も、マルイトグループが取得すると見られる。 同グループは福岡・博多の地域経済の情勢や、2020年に延伸予定の福岡市地下鉄七隈線の人の流れ、商圏の動きを見極めながら開発を進める方針。新たに建設する施設と渡辺通駅を結ぶ地下道の建設も検討している。

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今回、九電がマルイトグループに売却した駐車場用地は天神から南下した渡辺通り沿いに位置するが、周辺の商業施設の状況は良いとは言えない状況が続いている。九州一の繁華街である天神中心部と丸井進出も決まり さらなる活性化が見込まれる博多駅周辺と比べて、決して条件に優れているとは言い難い。しかし、天神南、薬院のエリアは大型オフィスビルが竣工し、賑わいを見せつつある。売却地がどういった施設となるのか、 天神南エリアの今後の活性化の起爆剤となるよう期待したい。

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