2013年7月17日
スマートフォンの無料通話・メールアプリを提供する「LINE」(本社:東京)は17日、福岡市博多区に自社保有の社屋を建設すると発表した。国内第二の拠点と位置付け、アジアを中心とした海外展開の足場にする。
2015年末から16年初めの業務開始を予定している。
LINEは九州から集まる福岡の優秀な人材を採用することで海外展開をさらに加速したいとの考え。
建設予定地はJR博多駅からキャナルシティへと続く「はかた駅前通り」沿いのホテル跡地。地下2階・地上11階建ての予定で、延べ床面積は約1万3千平方メートルに及ぶ。
約千人が働く見通しで、その多くを地元で雇用するという。さらに外国人の採用も増えると思われる。
現在、LINEは約230の国と地域で配信され、利用者数は2億ユーザーを突破。国内は4500万人以上で、2011年6月の配信開始以来、急速にユーザー数を伸ばしている。
LINEの新社屋が建設される予定の「はかた駅前通り」は博多駅からキャナルシティへとつながる大通りのため観光客・旅行者が多い通りでもある。LINE社屋ができる事で国際的なイメージがさらに強くなる事が期待できる。社屋内には一般市民も利用できる図書館等の公共施設が設置されるため博多シティ開業後の博多エリアの勢いそのままにさらなる活性化が期待される。