福岡の繁華街・天神!商業施設とオフィスが混在し活気溢れるエリア
天神エリアとは・・・ 天神1丁目〜5丁目 / 長浜1丁目・3丁目 / 那の津1丁目 / 西中洲
【天神エリア】は九州を代表する商業施設集積地とオフィス街が混在するエリア。オフィス街には銀行・証券会社の金融関係が多く入居しており、明治通り沿い・渡辺通り沿いには有名企業も多い。
再開発事業「天神ビッグバン」により容積率の緩和や航空法による高さ制限が緩和。プロジェクト第一弾の「天神ビジネスセンター」は工事が進行中。
さらに、その隣接ブロックでの西鉄の区画一体開発、エリア西側の旧大名小学校跡地でもオフィスやホテル(ザ・リッツ・カールトン)が入る24階建ての再開発事業がすでに始動しており、
大きく様変わりするこのエリアへの期待は最高潮に達している。
オフィスビルも多い昭和通り
明治通りに面するアクロス福岡(左側建物)
明治通り沿いに建築中の「天神ビジネスセンター」、「福岡ビル」
対象物件 | 空室率 | 平均賃料(坪単価) | |
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天神エリア | 219棟 | 3.59% | 18,118円/坪 |
中央区合計・平均 | 794棟 | 3.84% | 14,692円/坪 |
※2021年2月現在 |
■オフィス相場概況
もともと市内では賃料水準が一番高い地区であり、他エリアとの賃料格差が大きかった。
しかし、博多駅周辺エリアの需要増加と、景気の低迷に伴う入居率の悪化によって、当エリアにおいても数年前までは大幅な値下げが実行されたが、今ではほぼ満室稼働となり、共益費込み坪18,000円から25,000円に改善されている。
現在では、築年数のあるビルでも坪あたり18,000円(共益費込み)の相場感だが、その影には、天神ビッグバンの再開発事業による大型の空室不足が影響している。
この問題を少しでも解消する為、エリア北側では商業ビルをオフィスに改装して仮移転先としたビルも用意されたが、立ち退き期限をもって移転先を探している企業にとっては、探索が容易でない市場であることは間違いない。
また天神3・4・5丁目の中小規模のビルでも、相場感や空室率は改善しており、築年数の古いビルでも条件交渉はほぼ難しい状態。
予算を重視して探索する企業には厳しい市場になってきている事は明白で、潤いのある大手企業に対し、中小企業や地場企業にとっては、未だ楽ではない状況が窺える。
■空室率推移
■平均賃料推移